第64回全国野菜園芸技術研究会 熊本大会

事例発表の 聞きどころ

「熊本県における環境制御技術の現状」
〜自分の理想を求めて 〜

●JAやつしろ トマト生産者 橘 昌史氏(熊本県八代市)

ココが聞きどころ…
ハウス4棟・計92aで、8月定植と10月定植の2作型で大玉トマトを生産。労働力は家族4人と常雇1名、臨時雇用1名。
八代地域の冬春トマト栽培で定番の暖房機・換気扇・循環扇・内張りカーテン・側部開閉装置のほか、灌水制御盤+養液設備、ハウス統合環境制御盤、CO2発生装置、環境測定器を導入。木質ペレット加温機を装備。 既存の低軒高ハウスで利用する環境制御盤の共同開発・現地試験を実施。地上部は環境制御技術に基づき、地下部は季節や草勢を考慮しながらEC制御で管理。しっかりとした基本技術の上に制御技術を取り入れることを意識する。
現在は、いまある設備でいかに高品質・高収量な生産をするか改善を重ね、今後の規模拡大を視野に入れた方針・技術の確立に取り組む。